第6試合はIWGPタッグ王座を賭けて、王者組の棚橋弘至&飯伏幸太がタイチ&ザック・セイバーJr.を迎撃。
棚橋&飯伏はは2.21後楽園で、タマ・トンガ&タンガ・ロア組からIWGPタッグ王座を奪取。しかし、その直後、タイチとザックが新タッグ王者を背後から襲撃し、次期挑戦をアピールした。
『NEW JAPAN CUP』では、タイチが1回戦で棚橋、2回戦で飯伏にダーティーファイトで勝利。その後も前哨戦で遺恨を深めてきた両チームが、ついにタッグの至宝を賭けて激突する。
リングインした棚橋がコーナーに上って場内にアピールしようとするも、タイチがコーナートップに腰かけて邪魔をする。すると、棚橋がタイチ、飯伏がザックにエルボーで奇襲攻撃。
ゴングが鳴ると、王者組はタイチ、ザックの順で合体のバックエルボー。場外に挑戦者組が落ちると、棚橋がザック、飯伏がタイチに同時にプランチャを炸裂。
リング上、棚橋がザックにボディスラムからエルボー、飯伏がひねりを加えたボディプレス。そして、棚橋がサンセットフリップを食らわせてからエアギター。
続いて飯伏が相手コーナーのタイチに突進するが、かわしたタイチはスリーパーで飯伏を捕獲。すかさずザックがキック。そして鈴木軍はトレイン攻撃を狙うが、飯伏はうまく切り抜け、タイチにフランケンシュタイナー。
飯伏はザックにエルボーを連発。さらにキックを繰り出すが、捕らえたザックはヒールホールド。飯伏はロープエスケープ。
すると、ザックはさらに飯伏のカカトをひねっていく。そして、スイッチしたタイチは飯伏の頭を踏みつけてから、ロープを用いて顔面攻撃。
タイチはフライングメイヤーから飯伏の背中にサッカーボールキック。すると飯伏はカウンターのドロップキックで反撃。
スイッチした棚橋はタイチに串刺し攻撃を狙う。タイチがキックで迎撃するも、棚橋はドラゴンスクリュー。さらに飛び出してきたザックにもドラゴンスクリュー。
棚橋はタイチにボディスラムからセカンドロープに上ってサンセットフリップ。続いてロープに飛ぶも、ザックがエプロンからキック。棚橋はザックを排除するが、タイチは海野レフェリーの死角をついてタッチロープで棚橋に絞首攻撃。そのまま場外でも首を絞め上げていく。
戦場がリングに戻っても、タイチは棚橋にチョーク攻撃。続いてザックが、棚橋の両腕をクロスして首を締め上げていく。
ザックは棚橋にスタンディングのネックロック。さらにネックツイストを決める。スイッチしたタイチは棚橋にチンロック。そして、首筋にストンピングを落としていく。鈴木軍の首攻めに、棚橋は苦悶の表情。
次はザックがまたも棚橋にネックツイスト。さらに首4の字からの複合関節で棚橋にダメージを蓄積させる。
ロープに逃げた棚橋の顔面を、ザックは蹴りつける。さらにザックは変形のコブラツイスト。しかし、棚橋は意地で切り抜けてドラゴンスクリューを決める。
ようやくスイッチした飯伏はザックにスワンダイブのミサイルキック。さらにタイチにはレッグラリアット。ここでザックが突進して来ると、飯伏はカウンターのパワースラム。そして、セカンドロープからムーンサルトプレスをお見舞い。
続いて飯伏は打撃のコンビネーション。さらにオーバーヘッドキックを繰り出すが、ザックはアンクルホールドで捕獲。そして、飯伏の腕にオーバーヘッドキックを叩き込んでから水面蹴り。
スイッチしたタイチは飯伏の顔面、さらに胸板を挑発するように蹴り上げる。飯伏は無表情で立ち上がると、強烈な右ミドル。タイチは膝まずくも、左ミドルをお返し。ここから両者はキック合戦に突入。
タイチはソバットで飯伏を前のめりにさせるが、飯伏もお返しのソバット。しかし、タイチは串刺し攻撃をかわしてジャンピングキック。さらにアックスボンバーを繰り出すが、これは飯伏がかわす。しかし、タイチはスキをついて聖帝十字陵 で捕獲。
慌てて棚橋が飛び出すが、ザックが飛びつきフロントネックロックで捕らえ、さらに三角絞めに移行。
だが、棚橋は切り抜け、ザックにテキサスクローバー。さらにタイチにドラゴンスリーパー。そこから王者組はタイチ、ザックに続けざまにゴールデンブレイドをお見舞い。
飯伏はタイチにシットダウン式ラストライドを決めるが、カウントは2。ならばと飯伏はカミゴェを狙うも、タイチは急所攻撃へ。だが、その動きを読んだ飯伏は、ヒザを突き刺す。そして、再度カミゴェの体勢に入るも、ザックが飛びつきスリーパーでカット。
そして、タイチはハイキックから飯伏にタイチ式ラストライド。しかし、これは飯伏がカウント2でキックアウト。
タイチはパンタロンを脱いで気合を入れると、天翔十字鳳を放つ。だが、飯伏はディフェンスし、ヤリナゲの体勢へ。タイチは切り抜けるも、飯伏はハイキックを炸裂。
スイッチした棚橋は、タイチにスリングブレイドを狙う。こらえたタイチはバックドロップの体勢に入るも、棚橋は空中で身体を入れ替えてスリングブレイド。さらにザックをエルボーで場外に排除。
棚橋はタイチにスリングブレイドを狙うが、かわしたタイチはエルボー。さらにジャンピングキックでダウンを奪う。
続いてザックがサッカーボールキックを繰り出すも、棚橋はその足を捕らえる。ザックは張り手で脱出を試みるも、逆に棚橋が張り手でダウンを奪う。続くスリングブレイドをかわしたザックは逆さ押さえ込みへ。こらえた棚橋はツイスト&シャウトからスリングブレイド。だが、フォールはタイチがカット。
棚橋は気合を入れ、ザックにハイフライアタックを炸裂。しかし、すかさずタイチが棚橋に天翔十字鳳。すると、飯伏がタイチにジャンピングニー。続く飯伏のカミゴェを逃れたザックは、飯伏をザックドライバーで突き刺す。リング上では4人が大の字に。
立ち上がった棚橋はザックにカウンターのスリングブレイド。そして、ハイフライフローを繰り出すが、ザックはヒザで迎撃。そして、丸めこむが、これは飯伏がカット。
ここでタイチがレフェリーの死角をついて、飯伏にアイアンフィンガーフロムヘルを炸裂。この一撃で飯伏は戦線離脱に追い込まれてしまう。
タイチはさらに棚橋にもアイアンフィンガーフロムヘルを繰り出すが、切り抜けた棚橋は張り手。そしてスリングブレイドを狙うも、タイチは高角度のバックドロップで切り返す。
タイチは棚橋を捕獲すると、ザックが棚橋のヒザにドラゴンスクリューを連発。ユニオーネの竜巻で、棚橋の機動力を奪う。タイチは動けない棚橋に「立ってみろ!」と挑発。
場内の拍手の後押しを受けて、棚橋は立ち上がるも、ザックのエルボーからタイチがジャンピングキック。そして、最後は天翔ザックドライバーを決めて3カウントを奪取。王者組が初防衛に失敗、挑戦者組が王座を奪取した。
試合後もタイチ&ザックは棚橋のヒザにストンピング。タイチは場外でグロッキー状態の飯伏を立ち上がらせ、リングに放り込む。そして、ザックと共にザックメフィストでKO。
そして、タイチ&ザックは棚橋&飯伏を踏みつけ、ベルトを高々と掲げて勝ち誇った。