昨日の『NEW JAPAN CUP 2020』決勝戦を無法ファイトで制し、衝撃的なBULLET CLUB入りを果たしたEVILが、元パレハの内藤の持つ二冠王座に挑む。
EVILは新入場曲、新コスチューム、そして髪の毛も解いた新しい装いで入場。BULLET CLUBの面々を引き連れてリングに上がる。一方の内藤はIWGPヘビーとインターコンチの2本のベルトを携え、黒いスーツで登場だ。
試合前、EVILはBULLET CLUBのメンバーとToo Sweetを決める。海野レフェリーは外道たちに帰れと命じるが、なかなかそれに応じない。粘った外道たちだが海野レフェリーも引かず。結局、BULLET CLUBのメンバーたちは引き上げていった。ここでようやくゴング。
EVILはいきなり場外へ。なかなかリングに上がろうとしない。焦れた内藤はEVILが一度エプロンに上がって、すぐさま降りかけたところを狙ってドロップキック。自ら場外に出るとEVILを鉄柵に叩きつけていく。
さらに正面からドロップキックを食らわせると、今度は放送席の机に叩きつける。そして髪の毛を引っ張りながらリングに連行。自身もリングに戻ってストンピング、エルボーでお仕置きだ。さらに内藤はロープに挟んで髪の毛を引っ張りEVILの背中にダメージを与えていく。
内藤は続けてストンピングを連発。さらに首を固めると首筋にエルボーで一撃だ。そしてEVILをロープに振った内藤。だが、EVILはこれを振り返し、内藤がロープを掴んで踏ん張るとラリアットを発射。そのまま場外に叩き落とす。
そして、先程のお返しとばかりに鉄柵攻撃。さらに内藤の右足を鉄柵に絡めていためつけていく。続けてストンピングで内藤の右足にダメージを与えるEVIL。今度は本部席の机をセット。内藤を持ち上げてダークネスフォールズを狙う。
これは内藤も回避。しかし、EVILは今度は左膝にストンピングを打ち込んでダウンさせる。そして、EVILは放送席で解説をしていたミラノコレクションさんが持っていた自身のグッズである小型の光る鎌を取り上げへし折り、ミラノさん目掛けて投げつける。
これに怒ったミラノさんが鉄柵を乗り越えてEVILの前に立つと容赦なく鉄柵に叩きつけてしまった。場内が騒然とする中、EVILは再び内藤の右足を鉄柵に絡めて攻撃。そして自身はリングに戻るとコーナーポストのマットを外して、場外で倒れている内藤を待ち受ける。
そして内藤が戻ってきたところで右足にストンピング。さらに金具が剥き出しになったコーナーに内藤を叩きつけていく。EVILは続けて左足に集中攻撃。レッグロックでいためつける。ここはロープエスケープした内藤。
挑発してくるEVILに対してチョップで反撃。さらにエルボーを放っていく。だが、EVILの膝へのストンピングで動きがストップ。ここでEVILはブレーンバスターを狙う。内藤は後方に着地して回避するが、膝のダメージが大きく次の攻撃に移れない。
これを見たEVILはストンピングからロープへ走る。しかし、内藤はここで走り込んで一本足でジャンプし、ドロップキックを決めてみせる。そしてガットショットからハンマーパンチ、ヒップトスからの低空の後頭部へのドロップキックを炸裂させる。
さらに内藤はコーナーにEVILを振り、足払いからのロープ越えのドロップキック。続けてショルダーネックブリーカーだ。さらに膝を背中に突き立てるバックブリーカーからプルマブランカでEVILを捕獲。EVILを締め上げていく。
EVILがロープエスケープするとジャーマンを狙う内藤。しかし、これを踏ん張ったEVILは内藤の髪の毛を掴んでマットに叩きつける。そして内藤の顔面を張りながら挑発し、足を掴む。だが、内藤はこれを振り払いマンハッタンドロップ。そしてEVILの腕を掴みながら引き寄せてバックエルボーだ。
さらに腕を引っ張りながらのバックエルボーを打ち込んでいく内藤。しかし、EVILもガットショットで反撃。内藤の蹴り足を掴ませながらのキックをかわすと、その膝を掴んでマットに叩きつける。
そしてエプロンに逃れた内藤を追いかけ自らもエプロンに出ると膝を抱えてニークラッシャー狙い。内藤はこれを必死に阻止。EVILの頭を掴んで自らは場外に落下しながら叩きつけてみせた。
さらに内藤はEVILが用意した机を場外にセット。そしてEVILにパイルドライバーを仕掛けていく。EVILもこれを踏ん張って阻止するとサミング。逆に内藤を捕まえると、その左足を抱えて机目掛けてニークラッシャーだ。
これにはさすがの内藤も左膝を抱えて悶絶。しかし、手を緩めないEVILは今度はイスを2脚取り出し、1脚を内藤の膝に絡めてセットする。そして、もう1脚のイスで叩こうとするが、これは海野レフェリーが机の破片を構えて阻止。EVILの無法攻撃を制止する。
だが、なかなか立ち上がれない内藤に場外カウントが数えられる。なんとかカウント18で戻った内藤にEVILはストンピングで追撃。さらにサソリ固めでダメージを与えていく。内藤は必死にロープエスケープ。
ならばとEVILはダークネスフォールズを狙う。内藤が踏ん張ると金具が剥き出しになったコーナーに叩きつけ、続けてラリアット。そしてダークネスフォールズで叩きつけ、首を掻っ切るポーズからトドメのEVILへ。
だが、内藤はこれを阻止して張り手で一撃。そして、新技のエスペランサを炸裂させる。まだダメージの大きい内藤は膝立ちのままEVILにエルボー。EVILもエルボーで応戦。しかし、引かない内藤はエルボーを連打してEVILをダウンさせる。
そして無理やり起こすと立ち上がってエルボーを連発。しかし、EVILは膝にストンピングを打ち込み応戦。さらにサミングで内藤の動きを止める。だが、内藤はロープを踏み台にしてのスイング式DDTを炸裂させ、グロリアを仕掛ける。
EVILが踏ん張ると浴びせ蹴りを食らわせてからグロリアだ。ならばとEVILが金具が剥き出しになったコーナーに叩きつけようとすると、逆に顔面を叩きつける。そしてEVILをコーナートップに持ち上げると、雪崩式のフランケンシュタイナーだ。
さらにコリエンド式のデスティーノで追撃すると、トドメの正調デスティーノへ。しかし、膝のダメージが深いのか、これは失敗。踏ん張ったEVILは金具が剥き出しになったコーナーにいた海野レフェリー目掛けて、内藤を投げつける。
海野レフェリーはコーナーと内藤に挟まれて悶絶。その隙きに竹刀を持った邪道が入場口から姿を現す。さらに石森が現れ、ダッシュしてリングに向かうとスワンダイブ式のボディシザースドロップを内藤に食らわせる。
そして、ゆっくりと歩いてきた邪道がリングに入ってきて竹刀を構える。しかし、ここでヒロムがリングイン。邪道をトラースキックで蹴り飛ばし、突っ込んできた石森にはカウンターのフロントスープレックスでコーナーに叩きつける。
そして、「行け、内藤!」と檄を飛ばして、邪道と石森を場外へ連れ出し、邪魔者を片付ける。立ち上がった内藤はEVILに近づく。しかし、EVILは隠し持っていたイスで内藤を殴りつけ、さらに脳天に一撃だ。
そしてトドメのEVILへ。だが、内藤はこれを阻止して蹴り足を掴ませての延髄斬り。さらにEVILをコーナーに叩きつけると、自身もコーナーに上がりEVILを捕獲。そして、スイング式のリバースDDTを炸裂させる。続けてバレンティアを食らわせて、デスティーノへ。
しかし、EVILはレフェリーを掴んで阻止。レフェリーの視界を隠しながら、内藤に急所蹴りだ。ここで今度はロスインゴのベースボールシャツを着て、BUSHIマスクをかぶった人間が登場。内藤に近寄り檄を飛ばす。
明らかにBUSHIよりも胸板の厚いこの謎のBUSHIマスクは、内藤が立ち上がったところで拳で一撃。さらにワイヤーのようなものでチョーク攻撃だ。ここで息を吹き返した海野レフェリーがこのBUSHIマスクを注意する。
しかし、その隙きを突いてEVILは内藤の股間にストンピング。そして悶絶する内藤にトドメのEVIL。もはや内藤に返す力はなく、3カウント。EVILがIWGPヘビーとインターコンチの二冠王座の強奪に成功した。