翌週から行われる「LION’S BREAK:CROWN」の出場選手が、トーナメント1回戦の前哨戦で対決する8人タッグマッチ。
クエスト対クリスチャンで試合が始まり、両者が互いの動きを読んで互角の攻防を展開。続いてコナーズ対クリアウォーターとなり、コナーズがヘッドロックからショルダータックルをお見舞い。しかし、クリアウォーターがスイングネックブリーカードロップで叩きつける。
ローガン対DKCとなり、DKCの飛びつき腕ひしぎ逆十字固めをライムライトがカット。その後、ライムライトとブラウンが対峙し、スピーディーな動きで張り合う。そして、同時に放ったショートレンジドロップキックが交錯した直後、ブラウンがショートレンジラリアットでライムライトを吹き飛ばす。
だが、ライムライトがボディスラムでブラウンを投げ、ローキックで追撃。そして、スイッチしたクエストがその場飛びシューティングスタープレスで押し潰す。
しかしブラウンは、クエストの串刺し攻撃を回避し、延髄斬りで逆転。さらに、クエストをブレーンバスターで投げ飛ばし、ニュートラルコーナーへ激突させる。
ここからクエストが孤立し、クリアウォーターがストンピング連射、クリスチャンが低空ドロップキック、DKCがノーザンライトスープレックス、ブラウンがボディスラムなどで追い討ち。だが、クエストはブラウンにダイビングダブルニーアタックを食らわせ、赤コーナーへ生還。
コナーズ対クリアウォーターとなり、コナーズが逆水平チョップとストンピングを乱れ打つ。そして、パワースラムから逆エビ固めを極めるが、DKCがカットへ入る。
すると、ライムライトがハーフネルソンスープレックスでDKCを場外へ追いやり、プランチャをお見舞い。その直後、ブラウンがトペスイシーダでライムライトに報復するも、すぐにクリスチャンがノータッチトペコンヒーロで流れを変える。
一方、リング上ではクリアウォーターがカウンターフロントハイキックでコナーズに逆襲。ところが、その前にタッチしていたローガンが急襲し、ジャンピングDDTで一気に勝負を決めた。
試合後、両軍の選手がエキサイトし、敵味方関係なしで一触即発の状態となった。
コナーズ「あそこでなんかゴチャゴチャやっているけど、俺にとってはどうでもいいことだ。いまの俺は、新しいクラーク・コナーズだ。『Lion’s Break Crown』が発表されて以来、俺のメンタルは集中しているんだ。俺はいつも120%の力で闘っているけど、今回は100%に下げたんだ。いつもより集中しているし、いつもより怒りを爆発させている。タイマンで俺を倒せるヤツなんかいないさ。今回の試合では、俺が本物のヤングライオンだ。ほかは、いまトライアルを受けているヤツらだ。もうこの試合で何が起きようが、俺の知ったことではないね」
ライムライト「いまの俺は絶好調な気がするよ。なんだかつまみ食いしたような気分だ。俺の婆ちゃんは、俺がつまみ食いしようとすると、いつも俺の手を叩くんだ。そんな感じだ。今日の試合で、この『Lion’s Break Crown』で何が起こるか少しわかった気がする。そしていま俺が言えることは、このライムライト様が優勝するってことさ」
ローガン「今日は、ニュージャパンで初めて俺が1、2、3カウントを奪ってやったぜ。DKC、俺の肩をメチャクチャにしたいか? よく聞けよ? 受けて立ってやるよ」
クエスト「どうだ、ライムライト? 俺たちはみんな、理由があってここにいるんだ。みんな、ブレイク・クリスチャンを知っている。でも、エイドリアン・クエストはお前を軽く見ちゃいない。俺はこのトーナメント戦に全力で臨むつもりでいる。だから怖がることはない。お前は俺より一歩前だと思うなよ」
ブラウン「いいか? ここには、優勝しようとしているようには見えないヤツらが多い。みんな出しゃばって自分を魅力的に見せたいみたいだな、ダニー・ライムライトの野郎みたいにな。ロッキー・ロメロのお墨付きなんだろ? お前はここで上手くやっていってるよな。俺は出しゃばって自分を見せびらかすためにここにいるんじゃない。俺はここに来るために自主的に一生懸命努力しているんだ。第1回戦でお前に負けるなんてゴメンだ。どんなにお前が凄いヤツでも、この“50 caliber”ことバレット・ブラウン様を倒すことはできないだろう」
DKC「よく聞け、ローガン。今日はお前がクリアウォーターを倒して勝った。でも、クリアウォーターはDKCじゃない。(アレックス・)コズロフが言ったように、DKC様がやってきたんだ! そして次こそは、俺がお前の腕ぶっちぎってやる!」
クリスチャン「チャンスのことを考えたときに、ニュージャパンで闘うこと以上に絶好のチャンスってあるのか? そして、トーナメント戦の環境で、“All Heart”は力強く育つんだ。トーナメント戦に出場する7人の男たちは全員、“All Heart”になるというのはどういうことか、知ることになるだろう」
クリアウォーター「毎晩毎晩、敗北が続いたとしても、そんなことは関係ねぇ。なぜなら、クラーク・コナーズ、俺にはチャンスがある。お前を倒すチャンスがな! そのチャンスを掴んで優勝するには、マイダスタッチ1発で十分だ」