1分時間差バトルロイヤル。参加選手は30人で、唯一参戦が発表されているのが“世界のジューシン”ことライガーだ。
まず1人目はROHのケニー・キングが登場。KUSHIDAからROHTV王座を奪った実績がある。そして2人目はなんと鈴木みのる。リングに上がると日本同様「風になれ〜!」の大合唱だ。
ゴングが鳴ると逆水平チョップを打っていくケニーだが、鈴木は笑って受ける。タックルを受けても涼しい顔の鈴木はエルボーで殴り倒してしまう。そして3人目は日本でもおなじみのチーズバーガー。しかし、鈴木とケニーは無視。ならばと鈴木に逆水平チョップを打つチーズバーガーだが、エルボーのお仕置きを受けてしまう。
しかし、あわやオーバー・ザ・トップロープで負けるところだったが、鈴木とケニーが争っている間になんとか逃れる。その間にビアー・シティ・ブルーザーが登場。先に入っている3人にパンチを打っていく。そして鈴木には噛みつき攻撃だ。
そこに今度はROPPONGI 3KのSHOが登場。SHOはチーズバーガーにドロップキック。ブルーザーにもジャーマンを仕掛けるがこれは潰されてしまい、鈴木のストンピング攻撃を受ける。そこに6人目のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの鷹木信悟が登場。IWGPジュニアタッグを争ったSHOとラリアットの打ち合いだ。
鷹木がエルボー、パンチ、ラリアット。ならばとSHOもジャーマンからラリアットだ。そこに7人目として鷹木のパートナーであるBUSHIがリングイン。SHOに襲いかかる。コルバタでSHOを投げたBUSHIは鷹木との連携を決めていく。
今度は8人目としてROPPONGI 3KのYOHが登場。BUSHIを急襲し、鷹木にはドラゴンスクリューだ。そして2人がかりでBUSHIを攻め立てるYOH&SHO。その2人にラリアットをかましたブルーザーだが、続く攻撃をスカされてロープから転落。1人目の失格者となった。
シャヒーム・アリが9人目として登場。豪快なスクラップバスターをSHOに決める。続いて10人目はレット・タイタス。バキバキの身体でリングに上がり、みんなが闘っている隙きにリング中央で筋肉パフォーマンスだ。しかし、調子に乗っているとかつてのパートナーのケニーに蹴りを受けてしまう。
11人目として登場したのはアリのパートナーであるLSG。セカンドロープからのフォアアームでROPPONGI 3Kの2人を蹴散らしていく。続いて12人目として田口隆祐が登場。田口はリングに入るとラグビーボールをパス。誰も受け取ってくれないが、ケツの乱れ打ちだ。続いて13人目としてタイタスのパートナーであるウィル・フィリーラが登場。
タイタスとフィリーラはシーソーホイップで投げる連携を見せる。そこに14人目のBULLET CLUB、チェーズ・オーエンズが登場。田口のヒップアタックをアトミックドロップで切り返してみせる。そこに15人目として今度はロッキー・ロメロが登場だ。
リング中央で田口とにらみ合ったロッキーだが、田口の指示通り、4コーナーにいる選手たちにラリアットの乱れ打ちだ。田口のブロックサインは他の選手にも及び、全員がトレイン攻撃。しかし、これを鈴木がスリーパーで止める。その隙きにトレイン攻撃を食らっていたBUSHIがロッキーの手によって失格となった。“ブライワー”ミロナスが16人目として登場。
巨漢のミロナスはアリとフィリーラの喉を掴むと、そのままロープから落として失格に追い込む。そこにまたも巨漢のファレが17人目として登場。YOHとSHOが2人がかりで襲いかかるが、ジャンピングニーを受け止めそのまま場外に放り投げて失格に追い込む。
そしてファレはチーズバーガーを場外に放り投げたが、これはセコンドのダルトン・キャッスルたちがキャッチ。もう一度リングに放り込んだため、失格を免れた。その後、タイタスを鷹木がラリアットで失格追い込むが、その鷹木も場外に落とされてしまう。そこにジュースと同じライフブラッドのメンバーの1人であるトレイシー・ウィリアムスが登場。鈴木にエルボーで挑んでいく。
そして19人目はCHAOSのYOSHI-HASHIが登場。だが、その間に田口が失格だ。そこに20人目のPJブラックがリングイン。しかし、鈴木がフィリーラを失格に追い込む。その鈴木に絡んだチェーズも場外に落とされた。
そして21人目としてついにライガーが登場。場内大騒ぎの中、リングに入ったライガーは掌底を巨漢のミロナスに打ち込んでいく。だが、ライガーは足を踏んづけて視線を落とすとそこに掌底。なんとミロナスを失格に追い込んでみせた。
22人目はキングダムのTKオライアン。続いて23人目もキングダムのビニー・マルセグリアだ。だが、入ったところでトレイシーが失格に追いやられる。24人目はデリリアス。なかなかリングインせずにリング周辺を走り回り、ようやく入って攻撃だ。
25人目は新日本の石井智宏。大歓声の中入場した石井はリングに入るとあたりを見回し、オライアンに襲いかかる。さらにPJブラックを襲った石井はブレーンバスターで担ぎ上げ、エプロンに落とすとエルボーを食らわせて失格に追い込んだ。
26人目は矢野通の登場。矢野は英語放送席に行って、解説をしていたコルト・カバナにカレーをプレゼント。するとカバナは入場口へ移動。服を脱ぐとコスチュームになって27人目としてリングイン。矢野はなぜか英語放送席で解説だ。
28人目はCHAOSの後藤洋央紀。だが、その間にロッキー、YOSHI-HASHIが失格。そしてファレを全員で襲い、失格に追い込んだ。そして29人目はなんとキング・ハク! カバナが襲いかかるが、喉を掴んで凄んで見せる。しかし、そこに矢野がようやくリングイン。そして、なんと30人目としてなんとこの日、復帰戦を行なったばかりのグレート・ムタが登場!
会場が騒然とする中、頭巾を脱いでリングインしたムタ。まずはデリリアスを襲って失格に追い込む。その間にコーナーマットを外して鈴木に襲いかかった矢野はカバナに誤爆。カバナが失格に追いやられると、矢野もついでに失格に追い込まれ、鈴木と絡んだ後藤も落とされて失格とされてしまう。
そして鈴木と石井がリング中央でエルボー合戦。だが、鈴木はぶら下がり式の腕十字を仕掛けたところを石井にラリアットで落とされてしまう。リング中央ではチーズバーガーがキングダムの2人に襲いかかるが、合体技の餌食に。そのままロープから落とされてしまう。
そのキングダムに襲いかかったハクだが、ダブルのドロップキックを食らい、やはりロープから落とされて失格。今度は石井がキングダムに襲いかかるが2人がかりでは劣勢。ロープから落とされて石井も失格だ。
リング上はキングダム、そしてムタとライガーの4人となった。キングダムの2人はライガーとムタに襲いかかるが、これを軽く一蹴。残されたのはレジェンドの2人、ライガーとムタだ。ライガーがムタに掌底。しかし、ムタもドラゴンスクリューからフラッシングエルボーでお返しだ。
ジリジリとライガーににじり寄るムタ。ところが、なんとどこに隠れていたか、一番最初にリングインしていたケニーが突如、リングに現れる。そしてムタとライガーを連続でロープから落として失格に追い込み、優勝となった。
試合後、ムタがリングに上がりケニーに毒霧を噴射! 放送席をねめ回して去っていった。最後にリングにいたライガーも大歓声に手を挙げて応えて退場していったのだった。
キング「見てたか? オレが1番目に入って来て、2番目に入って来たのは誰だったっけ? 鈴木みのるだったろ。オレがなにをしたか分かるか? 隠れていたわけじゃない。オレは29人のレスラーを倒してやったんだ。最終的にはレジェンドのグレート・ムタ、獣神サンダー・ライガーをトップロープから投げ飛ばしてやった。それがオレの成し遂げたことだ。それなのに最後、グレート・ムタに毒霧を浴びせられて、オレの衣装も顔も台なしだよ。でも、オレこそがROHのキングだ。覚えておけ!」